私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介

花花

ホースレイゲート・ホール  Horsleygate Hall

Information
 Hosts  Margaret & Robert Ford
 Address  Horsleygate Lane, Holmesfield, Derbyshire S18 7WD
 Telephone  01142 890333
 E−Mail  welcome@firwoodhouse.co.uk
 Web Site  -
 More Information  -


2011年9月15日(木)〜9月18日(日) 3泊  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

16日(金) 朝

ホースレイゲート・ホールは8年前に"Bed and Breakfast for Garden Lovers"で見つけたB&Bの上、 ナショナル・ガーデン・スキム(NGS)のオープンガーデンの2週間前の滞在だったのでガーデンがとても手入れされ素晴らしかった印象が強く残る。 ただ、バス・トイレが共同だったので今年の旅の宿にすることを躊躇したが、昨夜のパブの印象と合わせて一本ということで泊まることに決定した。
昨夜の泊まり客は私達だけだったので気兼ねなく過ごせたが、8年前と同様、部屋のドアーには鍵が付いていない。ドアの前にスーツケースを立て掛け防犯対策とする。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

2階の部屋の窓からの眺めは素晴らしい。8年前より一段とバージョンアップした感じだ。ホステスのマーガレットにそれを伝えると 「最近はNGSのビジターが少ないので退会したの」と寂しそうな返事だ。 決して熱意が下がった訳ではなさそうだが、イギリスのオープンガーデン事情も色々ありそうだ。
さて、本日もフルイングリッシュをいただこう。オレンジジュースとフレッシュフルーツにヨーグルトをたっぷりかける。ここのフルイングリッシュはトマトがミニだが味は濃い。 写真の向きが悪い(お腹が空いて早く食べたいから細かいことに頭が回っていない)ので分かりにくいが、目玉焼きの下にオートケーキ(Oatcakes)がある。 オートミール(Oatmeal)をフライパンで焼いたクレープのようなものだが、私はこれは余り好きになれない。
ダイニングの暖炉には既に火が入っている。ファーニチャーは至って質素だ。壁に掛った絵は全て動物が描かれている。 室内に生花を持ちこむことは好きでないというマーガレットは、友達が造ったという豪華な造花の鉢を各所に飾っている。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

17日(土) 朝

7時起床、昨夜からの雨がまだ少し残っているようだ。朝食は今日もフルイングリッシュをいただく。昨夜の同宿者は中学生と思われる可愛い少女と両親の家族連れだ。 父親がオーダーしたのは直径20cmのオーツケーキを2枚とスクランブルエッグだ。、私の苦手なオーツケーキにジャムやバターを塗って美味しそうに平らげている。
幸、雨も上がったようだが、足元が濡れているのでB&Bのガーデン散策は明日にする。パーキングの前の芝の中に丸太からチェーンソーで作ったらしい羊のベンチが置いてある。 素晴らしい作品だ。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

18日(日) 朝

暖かな朝を迎えた。ひょっとすると朝から昨日の最高気温に達しているかもしれない。今日でホースレイゲート・ホールともお別れだ。 オーツケーキを除いたフルイングリッシュにしていただく。マーガレットに「昨夜のThe Angelはどうだった」と尋ねられ、 満席で他にも何軒も探した揚句、ピーコックになったことを話すと「それがあなた方の宿命なのよ」と笑われる。
満腹のお腹を抱えてガーデンに出る。朝晩2階の窓から見下ろした限り8年前より充実していると見たが、間近で見て如何か?
国立公園ピークディストリクトの只中のロケーションだから、丘陵のスロープを巧みに取り入れている。 ハウスはパーキングやコテージのあるレベルより一段高い位置にある。部屋数3つのB&Bだから決して大きなハウスではないが、 南側のパーキングからの階段下から見上げると天井が高く堂々たる構えだ。 ハウスの東側にテラス状にガーデンが広がる(写真下左から2枚目)。ハウス北側の更に一段高い位置にキッチンガーデンを主体とした ガーデンが展開する(写真下右から2枚目)。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

ハウス東のテラスガーデンはローンガーデンに続きロックガーデンがある(写真下左)。樹木や灌木の葉色の豊富さに唸る。
その奥の林の中のスロープの通路を進むと木の下に原種のシクラメンが可憐な花を見せている(写真下左から2枚目)。
道具小屋にはバラがクライミングし周囲はコテージガーデンの趣だ(写真上下右)。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

キッチンガーデンは柘植や枕木を使って整形され、区画ごとに様々な野菜が栽培されている(写真下左)。 美味しそうだが、これらの野菜がフルイングリッシュに供されることはない。自家用としたら二人では食べきれないだろうにと要らぬ心配をする。
キッチンガーデンは家庭菜園と異なり効率的に野菜を栽培するのではなく草花やオーナメントも含めたガーデンなのだ(写真上下右から二枚目)。
キッチンガーデンの西側には果樹園も広がり、各種のリンゴがたわわに実っている(写真下左から2枚目)。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

Horsleygate Hall

オーナメントも沢山あって眼を楽しませてくれる。写真上は自然素材で手造りされたものを並べた。
左の白いものは葉っぱか実の殻かはっきりしない。次はチェーンソーアート作品、”いっちば〜ん”と名付けた。
中はキノコ、石突きは木製、傘の部分は金属製だ。茅葺の東屋も手作り感一杯だ。木の蔓で造った大きな籠も遊び心を感じさせる。
重厚なオーナメントも数々ある。写真下左からサンダイアル、華麗な裸婦像、大きな壺、奇妙な石のオブジェ、石垣の上の石製コンテナ、 どれもガーデンに風格を与えている。ガーデナーのポリシーが伝わる。
写真右の玄関横の木製ベンチも手造り感に溢れている。丁度お出掛けの3人家族のオーツケーキのお父さんが「写真を撮りましょうか?」と声を掛けてくれた。

Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall Horsleygate Hall

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 Where to Eat  パブ・ピーコック  The Peacock

15日(木) 夕

ピークディストリクトの宿、ホースレイゲート・ホール(Horsleygate Hall)に着き、8年ぶりの再会を交わし、荷物を部屋に運び、 ウェルカム・ティーを辞退して早々に食事に向かう。
8年前に3夜連続通ったパブ・ピーコックは特別美味しいという訳ではないが、フレンドリーな持て成しが何となく気に入って通ってしまった感じだ。
A 621、 B 6051、 B 6054が交差する場所にある。見渡す限り民家はない。車でしか来れない所にパブがあり、 客の大半はアルコールを飲んでいるのだ。飲酒運転に関する規制が日本よりかなり緩いようだ。まあ、こちらもそれに便乗させてもらっているのだが・・・。
今年も若いウェートレスがフレンドリーに迎えてくれた。「8年前に3日連続で来たことがあるんだよ」、「まーそれは素敵。今度は何日?」、 「8年前は君は小学生だったろうね?」、「まー嬉しい。でもそんなに若くはないわ」、「じゃあ高校生かい?」、「大学生よ」などと楽しく会話。 オーダーは妻が ・ Organic Shetland salmon 私が ・ 70oz Fillet Steak だ。サーモンはパンチェッタで包んで焼いてあり、アスパラガスも新鮮だ。 ヒレステーキはメニューではソースがチョイスすることになっている。スチルトンと黒コショウ(Stilton and Peppercorn)にしようと思ったのに 日本人とみて勝手に照り焼きにされたようだ。会話力不足だ。それにつけても"Teriyaki"は立派な料理用語のようだ。 ご覧の通り、盛り付けもお洒落で量も適当だ。地元のエールビールの後、妻は白、私は赤ワインをグラスでいただく。 グラスワインは大250ml、中185ml、小125mlと3つの中から選べるのが嬉しい。

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16日(金) 夕

今日もダブデールを出発前にアイスクリームをいただいたきり、何も口にしていない。17時30分、さすがにお腹が空いた。 一旦B&Bに戻り、洗濯機を借りて回してから食事のつもりだったが、ピーコックの前に差し掛かり、雨も降りだしたことだし先に食事にしようということになる。 大きなラウンドアバウトを1周してピーコックに戻る(ランドアバウトのメリットだ)。昨日対応してくれたウェートレスが目聡く見つけてやって来た。 「やあ、ちょっと早過ぎるかな」「いいえ、今日は週末だからこれから大混雑なの、早くて助かるわ」とのことだ。
オーダーは 妻が・ Soup of the day と・ Fish & Chips、私が・ Crab Cake と・ Chorizo Chickenにした。
真っ赤なスープはトマトとパプリカの色らしい。クラブケーキのソースはマンゴーとライムだ。
猛烈に降っていた雨もスターターを食べ終わった頃には止んで虹が出た。外に出て写真に収める。 他の客にも虹が美しいと教えてあげたが、こちらでは日常茶飯事なのだろうリアクションはゼロだ。
フィッシュ&チップスのタルタルソースは余計なように思う。チョリソ・チキンはチョリソソーセージと鳥の胸肉のグリルだ。 こちらではチキンといえば胸肉だ。もも肉の方が美味しいと思うのだが、お目に掛れない。下に敷かれたスイートポテトのマッシュは苦手だ。

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B&Bに到着時、洗濯機はいつでも使って良いと了解を取っている。19時前に帰着出来たので借りることにした。 洗濯物を入れ洗濯スタート。「何分くらい掛かりそうですか?」と訊くと「45分くらいよ」との返事だ。 ドライまで入れてそんなに早くできるはずがないと思い確認すると「ドライ機能は付いていないのよ」とのことだ。 3日分の洗濯物をどこに干したら良いのか戸惑っていると「ここに干せば良いわ、直ぐ乾くわよ」とのことだ。 広いキッチンは暖炉も入って暖かで乾きそうだが、下着をキッチンに吊るす訳にはいかない。
旅行用洗濯セットに入っていたロープを部屋に張ろうにも引っ掛ける場所がない。思いついたのが、額縁を外してそのフックにロープを縛り付けるアイディアだ。 これは上手くいった。ハンガーを沢山借りて来て吊るす。部屋中見事に満艦飾(ウィキペディアでは死語と記されているが、読者にはお分かりか?)だ。

17日(土) 夕

今夜のディナーをどこにしようか? 律儀に3日続けてピーコックに通うこともなかろうとマーガレットに他にお薦めはないか聞くと 「ピーコックで何かお気召さないことがあったの?」と心配顔だ。「いや、そんなことはないけれど雰囲気を変えてみたい」というと、 ホストのロバート(Robert 今日は週末だから在宅だ)と相談してホルムズフィールド(Holmesfield)の"The Angel"というパブを紹介してくれた。 「今日は私達も外食するから玄関のカギを忘れずに持って出てね。じゃー楽しいディナーを」と送りだされる。 ところが、"The Angel"は満席で断られる。さてどうしようと迷う間もなく向かい側に"George & Dragon"というインを見つけ入ると ここも満席だという。仕方なくB6054を東に走ってみるともう1軒のパブが見つかる。しかし、ここは今夜は食事は出せないと言う。
こうなったら頼みはピーコックだ。時刻も既に20時に近い”ピーコックも満席だったら今日は食事無し”とまで覚悟してドアーを開けると 例のウェートレスが笑顔で「今年も3日続けて来てくれたのね」と大歓迎だ。ここまでの顛末などおくびにも出さず先ずはエールビールをオーダーする。
食事のオーダーは昨夜スターターとして取った ・ Crab Cakes が美味しかったののでメインとして取る。Crab Cakesが2つ盛られているのだ。
他に ・ Prawn & Salmon Cocktail と ・ Chicken & Honey Pate をオーダーし、シェアーしていただく。 グラスでいただいた白・赤のワインが食事とマッチしてピークディストリクトの最後の晩餐は無事飢えることなく楽しく進む。

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詳細は Web Site などでご確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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